看護職の男女の割合は女性約92%、男性は約8%と、圧倒的に女性が多い職業だと考えられます。女性の看職の平均年齢は、大病院などで生命の危機状態や全身管理が必要な状態の人を多く治療する「急性期の施設」で32歳、完治が困難な状態が長期間にわたる人を多く治療する「慢性期の施設」で 37歳だと言われています。具体例として、T大学病院の慢性期の病棟勤務の一般的なスケジュールは、「日勤(朝9時から夕方5時まで)・日勤・長日勤(朝9時から夜8時まで)・夜勤(夜8時から朝8時まで)・休み・休み」です。このように、かなり不規則で大量を必要とします。この勤務状況は、子育て世代の女性にとっては、両親などの支援がないとかなり苦労をします。
そのため、看護職の資格をもちながらも働いていない“潜在看護師”が多いことも課題となっています。離職理由で多かったのは妊娠・出産 30% 、結婚 28 .4%、子育て21.7%です。この理由以外に、長時間勤務・夜勤と職場の労働条件が挙げられています。一般的に、女性の労働力率はM字カーブ(結婚出産で退職・育児が落ち着き復職)と言われていますが、看護職の場合M字カーブにはならず、30歳を起点に労働力率は低下する一方です。医療の進歩は、日々目覚ましいものがあり、一回現場を離れると復職は事実上無理と言われています。子育てが終わると、クリニックや診療所など夜勤のない医療機関でパートとしての仕事をする看護師もいるようです。看護職の中でも保健師は、公務員であり夜勤もないので一生の仕事とする傾向があります。